13Sep
日本において音楽療法士はあまり知られていません。心理療法と併用して音楽療法を学びカウンセリングに役立てるか、看護師や介護士などその現場において音楽療法を行うのが一般的です。施設などでは、認知症患者をはじめ、身体や精神上の障害を持っている人に対し音楽を歌ったり、聞かせたりして障害の回復の治療に役立てられています。
音楽療法士は、主に医療施設や福祉施設で働き、その場合の年収は約300万円~。作業療法士や臨床心理士と併用して資格を取得すると、就職活動でも役立ちます。
音楽療法士になるには、日本音楽療法学会の学会認定音楽療法士の資格を取得する必要があります。大学や短期大学、専門学校などで臨床経験を積み学会が主催する制度に参加し、筆記試験、面接試験を受けて合格すると資格が取得できます。また、高校卒業後、大学や専門学校の認定コースを経て受験するという方法もあります。
目次
音楽療法に関するその他の資格は?
ハードルの高い音楽療法士と比較して、誰でも気軽に音楽療法について学べる資格が評判になっています。
・メンタル心理ミュージックアドバイザー
メンタル心理ミュージックアドバイザーは、日本アロマメディカル心理セラピー協会の認定資格です。音楽の癒しの効果を最大限に引き出し、ストレスなどの問題改善、心身の健康維持に役立てることを証明する資格です。受験料は10000円。インターネットから申し込み、在宅受験が可能です。検定資格は、70%以上の評価で合格です。
・音楽療法インストラクター
音楽療法インストラクターとは、音楽の歴史や効果など様々な知識を習得し、音楽の利用方法を身に着けた人に与えられる資格です。音を生活空間の見えないインテリアととらえ、コミュニケーションに役立てたり、癒しの空間を演出したり、落ち着いた空間を作ることができます。受験料は10000円。インターネットで受験申請し、在宅で受験します。70%の評価で合格する、誰でも受けることができる試験です。
資格を取得して、音楽の力で癒しの空間を演出しよう。
今、心理的な安心を与え気持ちをリラックスさせるヒーリングミュージックが人気です。不眠症を改善、ストレスの緩和、仕事の効率をあげるなど効果が注目されています。音楽の種類は豊富にあり、介護施設や精神上の障害を持つ人だけでなく、すべての人の心に働きかけます。
温泉やスパ、ビューティサロンなどのリラクゼーション施設では、こうした音楽が効果的に取り入れられ、人々にくつろぎの時間をもたらしています。通信教育や通信講座なら、教室やスクールに通えない忙しい社会人や主婦、学生でも、空いた時間に音楽の利用方法について学べます。
飲食店のBGM,街頭から流れる音楽。家で楽しむクラシック。今、流行っている音楽。私たちのそばでいつも流れている音楽に耳を傾け、音が私たちにもたらす影響について学びませんか。